今回はUniversity College London(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)に交換留学することができる大学を紹介します。以下、University College London(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)をUCLと表記します。
想定している読者の方は、
- ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンに入学したいけれども、入学資格を満たしておらず、学部に直接入学することが難しいと思っている高校生。
- 日本の大学に在学している間に、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで一定期間学びたいと思っている高校生もしくは大学生。
です。
このページを見つけてくださった方は、程度の差はあれ、交換留学に興味を持たれていると思います。別サイトに、交換留学を用いて海外有名大学・海外名門大学で学ぶ3つのメリットという記事を書いていますので、もしよろしければそちらもご覧ください。
Contents
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンとはどんな大学なのか?
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのイメージを掴むためにまずは2本の大学公式動画を見てください!
UCL(https://www.ucl.ac.uk/)は、1826年に設立された大学で、ロンドンの中心部に位置しています。下表で示されるように、代表的な世界大学ランキングであるTIMES、QS、ARWUにおいても上位にランキングされています。比較対象として東京大学及び慶應義塾大学に関するTIMES、QS、ARWUのランキングも列挙します。
TIMES | UCL | 東京大学 | 慶應義塾大学 |
2020 | 9位 | 36位 | 601–800位 |
2019 | 10位 | 42位 | 601–800位 |
QS | UCL | 東京大学 | 慶應義塾大学 |
2020 | 8位 | 22位 | 200位 |
2019 | 10位 | 23位 | 198位 |
ARWU | UCL | 東京大学 | 慶應義塾大学 |
2019 | 15位 | 25位 | 301-400位 |
2018 | 17位 | 22位 | 301-400位 |
日本における国立大学の最難関である東京大学や私立大学の最難関である慶應義塾大学と比較すると、UCLの世界的な評価のイメージがつかめるかと思います。そのようなUCLに交換留学可能な大学を、長期交換留学(1学期以上の交換留学)と短期交換留学(1学期間未満の交換留学、夏期休暇中の交換留学を想定)に分けて紹介していきます。なお、今回は学部生の交換留学に限定して調査をしております。
UCLに長期交換留学できる日本の大学は4校
東京大学
全学交換留学実績表によると、毎年最大で3名の学部生がミュンヘン大学へ交換留学できるようです。東京大学の公式ウェブサイトに掲載されている国際交流プログラム報告書によると、最大で1年間留学できるようです。
東京大学におけるミュンヘン大学以外の交換留学先に興味がある場合は、海外有名大学への留学に強い大学・東京大学の紹介下記のサイトをご覧ください。
一橋大学
一橋大学の学生は、一橋大学海外派遣留学制度を利用して、交換留学協定校であるUCLへ留学することができます。交換留学協定校にはUCLが記載されているものの、別表1派遣先大学募集要件一覧には、UCLの記載がありません。
一橋大学公式サイトでは、一橋大学の全ての学生交流協定校を確認できます。一橋大学の全ての学生交流協定校の中で、世界大学ランキングの上位の大学に関しての情報に興味がある場合には、海外有名大学への留学に強い大学・一橋大学の紹介をご覧ください。
早稲田大学
早稲田大学の学部生は、Exchange Programs- Regular Academic Programs(EX-R)というプログラムを通してUCLへ交換留学をすることが可能です。EX-Rとは次のようなプログラムです。
大学間あるいは箇所間の交換協定に基づき留学する制度です。留学期間は原則として1学年相当期間ですが、1学期間のものもあります。最初から比較的高い語学力が要求され、現地の学生と共に通常科目を履修するプログラムです。人数枠は通常各校1〜3名です。学費は原則として本学に支払い、留学先大学の学費は免除されます。
留学可能な人数は年度につき、6名です。プログラムの詳細について知りたい場合は、早稲田大学の海外留学プログラムリストで検索をすることが可能です。
- 以下の早稲田大学公式サイトにアクセスします。
早稲田大学・海外留学プログラムリスト - 「TERM」で「秋募集」を選択します。
- 「NAME OF INSTITUTION」で「University College London」を選択します。
- 「この条件で検索 Search under these conditions」をクリックします。
上記の早稲田大学公式サイトでは、早稲田大学が実施しているすべての交換留学プログラムを検索することが可能です。もし、世界大学ランキングの上位の大学に関してのみ情報を入手したい場合は、海外有名大学への留学に強い大学・早稲田大学の紹介にまとめましたのでご活用ください。
国際基督教大学
国際基督教大学から毎年3名の学部生がUCLへ留学できます。詳細は、2017年度内に留学に出発した派遣実績数をごらんください。
国際基督教大学におけるミュンヘン大学以外の交換留学先に興味がある場合は、海外有名大学に交換留学可能な大学・国際基督教大学の紹介をご覧ください。
UCLへの長期交換留学制度がない日本の大学
以下の大学にはUCLへの長期交換留学制度がありません。
京都大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、筑波大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、神戸大学、山口大学、国際教養大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、東京理科大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学
UCLに長期留学可能な大学に関して、上述の大学以外の大学に関しては、2020年3月29日(日)時点で調査中です。調査が終了し次第、順次掲載していきます。
UCLに短期交換留学できる日本の大学
山口大学
山口大学には、8~9月にUCLで開催される短期語学研修プログラムに参加することができます。詳細は以下の大学公式ウェブサイトをご覧ください。
http://www.isc.yamaguchi-u.ac.jp/03sa/03shortterm.html
UCLへの短期交換留学制度がない日本の大学
以下の大学にはUCLへの短期交換留学制度がありません。
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、筑波大学、東京外国語大学、お茶の水女子大学、神戸大学、国際教養大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、東京理科大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学
その他の大学に関しては、2020年3月29日(日)時点で調査中です。
最後に
個人で調査をしておりますので、データに正確性に対する責任は負いかねます。 また、このデータに基づき進学先を決定される前に、ご自身で大学のウェブサイトをご確認いただけますようお願い申し上げます。 誤りがあればご指摘いただけば幸いです。